元雑誌ライターの文章の書き方

一応、ライター歴20数年になりますが、実際にはずっとライターとして仕事をしていたというより、ライティングをメインに編集や、サイト運営など色々とやってきました。

私がライターになったきっかけは、小学校の頃からそこそこ活字中毒、そこそこ作文好きだったことです。大学を卒業してから何度か転職して、アルバイトで編集プロダクションに潜り込み、リクルート社の雑誌の取材記者から始めました。

1年ぐらいたって、知り合いに大手出版社の編集長がいたのと得意分野があったおかげで、大手K社とかS社の婦人雑誌で記事を書かせてもらえるようになりました。

業界あるあるですが、数年で編集者の異動や廃刊などがあり、今は出版物の仕事はしていません。しかし、そのときに仕事をしながら学んだことが今の自分のライティングの基本になっています。

婦人雑誌というのは、実はとてもコンサバティブ(保守的)な文章で書かれている媒体だと思います。

私は仕事を始めたときに、編集長から「中学生が読んでわかる文章で書いてください」と言われ、いまだにそれがベースとなっています。

長いことやってると、ライティングには実にさまざまな種類があることを知りました。

たとえば、コピーライティング、テクニカルライティング、ネットだったら、ウェブライティング、メルマガライティング……ウェブでもコンテンツ系、ブログ系、アフィリエイト系と、それこそ目的に従って、多くのスタイルがあります。

また、対象となる読者の属性(性別、世代、立場)によっても、書き方が変わってきます。

私はコピーライティングが難しくて苦手です。広告系のライティングの目的は、あくまでも読者をキャッチして、行動を起こさせる(買わせる、行かせるなど)こと。

それに対して、雑誌のライティングの目的は、読みやすく、わかりやすく、読者を楽しませること。

たとえて言うなら、広告系は、“後ろ向きの人にこちらを向かせ、自分の思う方向に押し出す”感じ。対して、雑誌系は“後ろ向きの人の肩を支え、前に進ませる”感じ。目的が正反対なんですね。

単にライターと言っても、目的によって、ターゲットによって書き方が全く変わってくるので、ライティングの仕事をするなら、まずは自分が得意な書き方を知ることが大切だと思います。

ただ、これは特にWEBライティングで感じることですが、2016年のサイト閉鎖を伴ったさまざまな問題以来、コンテンツに対する意識がますます高まっており、サイトの文章もきちんとした日本語の方が評価が高くなっているようです。

実際、ウェブ上では、変な日本語でも売上が上がればOKというサイトが多すぎる中、敢えてきちんとした文章を書きたいというライターさんもいます。

私自身、ウェブの編集にも関わらせてもらっているので、他のライターさんのリライトをする中で、良い内容なのに基本的なルールを知らずに残念な文章になっている記事もあるのは事実です。

基本的なルールが身につくと、生理的に変な文章はすぐわかるようになります。……というような話をしていたら、ライターさんから「最近は発注先も文章のことがわからない人が多くて、基本的なルールを学ぶところがないんです」と相談を受けました。

そこで、あくまでも私の経験から気付いたライティングの基本を紹介していきたいと思います。

 

 

 

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